［不治の病］という言葉からの回復

　　
今日は、ダブルキャンサー(同時性多重がん)・・・

大腸がん(st４)＆悪性リンパ腫(st3)から、気持ちが落ち着き、病気を受け入れられるようになるまでの心境について、書かせてください。

目次(クリックでそれぞれに飛べます)

　
　
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不安のなか、医療の進歩を実感してきた5年間

　
　
　
もう5年半以上も前のことになりますが・・・

病気が見つかった時、既に大腸がんはステージ４、肝臓に転移している状態でした。

5年生存率は18.5%ぐらいという説明でしたが、同じような罹患状況で17%台と言われてる人もいました。このあたりは、病院や主治医によって違うのだと思います。

そして、手術をしてわかったことは、私にはさらにもうひとつ、がんがある❗ということでした・・・😰😰😰

リンパ腫(悪性リンパ腫・血液のがん)で、数多くある種類の中で、「進行はゆっくりだけど、未だ不治の病」というもの。周囲の人への説明は難しいのですが、「白血病(慢性のほう)の親戚みたいなもの」と言えば、何となく納得してもらえることが、その後の経験でわかりました😁

このふたつの状況からは、やっぱり『非常にやばい』と考えざるを得なくて・・・いろいろな整理を始めたり、エンディングノートを購入したりして、周りに迷惑をかけないように準備を始めました。

「終活」というのですね。

最初の頃は、絶望でしかなかった大腸がんでしたが・・・

私の術式は、少し前まではできなかった技術だと、術後に知りました。そして、「次にもしも、肝臓のここに再発したら手術不可」などと言われていたことも、それから一年ほど経って、「手術できるようになったよ」と主治医の口から聞きました。

以降も、ちょっとした技術が開発されるたびに、主治医は教えてくれました。そのおかげさまで、それまでには漠然としか感じることのなかった医療の進歩に、感謝したり強く励まされたり⭐

また、リンパ腫の方でも、直接関係するであろう新薬が承認されたのも、大きな希望✨になりました。

それから・・・経過観察を経て、大腸がんは「治癒」。卒業するに至りました。

ステージ４となると、これからも定期的に大腸内視鏡検査などを受ける必要があるため、「完治」とは言い切りにくいそうですが、「治ったと思っていい」と言っていただけました❗

あとは、じわじわと悪化していくという、リンパ腫です・・・

手術の後に見た桜。５年後にまた見ることができたのは
人生最大級の感動でした😭

　
　
　

今の自分の病状を「不治の病」とは言い難い

　
　
　
私の罹患している悪性リンパ腫は、治療しても再発をくり返す「未だ不治の病」と説明されています。

けれど、私としては、その説明にすごく違和感があります、、、

そう言われると、どうしても「映画やドラマなんかの、壮絶な闘病シーン」が思い浮かぶからなのです。5年間、何とか過ごせて、今もまだ大丈夫！👍

定期検査は必要ですが、周囲の人に「不治の病」と言うには抵抗のある、現在のコンディション。

無理がききにくいとはいえ、普通に過ごせてまーす！

とはいえ、お客さまとの契約時には、目を合わせられない・・・

　
　
　　
上とは矛盾しますが、、、

お客さまに、「次回の更新時もよろしく！」ならまだしも、「5年後も10年後も、頼むよ！」と言われると、どうしても目を合わせられず、笑顔もフリーズしてしまいます😔💬

決して悲観的ではないけれど・・・治療のことを考えると、『そのタイミングで、私はここにいるのかしら・・・』と、脳裏をちらり💧

着眼点が変わり、人を見る目も変わった

　
　
　
そんなふうに、浮いたり沈んだりしながらの毎日。人に対する捉え方も、変化しました。

たとえば・・・それまで苦手だと思っていた人が、「今日、時間つぶしに献血ルームに寄ったときに〜」などと、サラリと話すのを聞くと！！！👂👂👂

け、献血ー❗❓❓

ありがとうございます！！！✨🥺

、、、みたいな（笑）

私自身は、輸血を必要としたことはないのですが、交流のある血液がん患者の仲間にとっては、命の綱なのです！

こういう人生経験をしなければ、ずっとその人のそういう面に気づくこともなく、ただただ苦手な人だったんだろうなぁと、そのときは勝手ながら思いましたっ😁

夢に出てきた、もう一人の私の選択

　
　
　
最後になります😌

今年の4月に友人を亡くしてしばらくして、普段はあまり夢を見ないのですが・・・不思議な夢を見ました。

夢の中で、「病気（リンパ腫）を治してあげるよ」という声が・・・！✨🥺

「でも、病気とともに過ごした、この5年半の記憶もなくなってしまうよ」と、、、😨

私は瞬時に、くろみぃ（という、他界した猫）と過ごした日々、ともに病と闘ってきた仲間たちを思いました😭😭😭

病気が治ってほしい！抗がん剤治療をしたくない！

でも。。。。。。

夢とも知らずに😂一生懸命、汗を流しながら出した答えは・・・・・・

「たとえ病気は治らなくても、この、濃く過ごした年月を忘れたくない」でした。

本当に。。。

たくさんの、強くて優しい仲間に巡り会えました！

夢が覚めてからも、しばらく・・・

「この選択は正しかったのか」、ぼんやりと考えました（笑）

うん。やっぱり、間違ってない！！！

そう思った瞬間から、少し未来への不安が減りました。

だって、自分でそれでいい（病気の自分を受け入れる）って、決めたのですから・・・夢のなかで、ですが！😆

♥♥長文を読んでくださってありがとうございます♥♥

ぐっすり眠れますように⭐⭐⭐

素敵な夢を見れますように😪